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第26回 犬の糖尿病


滝田雄磨 獣医師

  • 人間で生活習慣病として広く知られている糖尿病。
    犬でも発症することがあります。
    今回は犬における糖尿病についてお話したいと思います。

  • 尿に糖と書いて糖尿病。
    その文字が表すとおり、糖尿病の犬の尿には、糖が多く含まれます。
    尿に糖が多く含まれるということは、
    腎臓で尿を生成するときに糖がたくさん入り込んでいるということです。

    腎臓は血液から尿を生成しています。
    つまり、血液中の糖分が多すぎる状態があって初めて糖尿病が発症します。(高血糖)

  • 犬の高血糖の原因には様々なものがあり、中には原因が特定できないこともあります。
    しかし、多くの場合はインスリンが関わっています。
    インスリンとは、血糖値を下げるホルモンです。
    膵臓のランゲルハンス島という組織のβ細胞でつくられます。
    血糖値を下げることができるホルモンは、インスリンの他にはありません。
    したがって、インスリンのはたらきが不足すると、顕著に血糖値が上がります。

    では、インスリンのはたらきが不足するとはどういう状態なのでしょうか。
    インスリンのはたらきが不足するとき、2つのパターンがあります。
    ひとつはインスリンの絶対量が不足しているとき。
    もうひとつはインスリンがうまく働かないときです。
    いずれにせよ、インスリン製剤の注射による治療が必要になります。

    ただし、犬の糖尿病を引き起こしている原因となる他の疾患がある場合、
    その基礎疾患の治療をすることが重要となります
    。
    また、犬の糖尿病が原因となり、引き起こされる併発疾患もあります。

    犬の糖尿病を引き起こす原因となりうる基礎疾患には、以下のようなものがあります。

  • ・膵炎
    膵臓はインスリンを生成している臓器です。
    膵臓が炎症を起こすと、インスリンの生成に支障をきたします。

    ・クッシング症候群
    犬のクッシング症候群は副腎皮質機能亢進症とも呼ばれます。
    副腎皮質からは副腎皮質ホルモン(コルチゾール・アルドステロン)が
    分泌されているため、クッシング症候群ではこれらのホルモンが過剰に分泌されます。
    これらのホルモンには、犬の血糖値を上昇させるはたらきがあるため、高血糖を促進してしまいます。

    ・発情
    犬の発情に関しては疾患ではありませんが、重要な要因のひとつです。
    未避妊のメスの犬で糖尿病を発症した場合、糖尿病のコントロールをしつつ、
    早期の避妊手術が望まれます。

    犬の糖尿病が引き起こしてしまう併発疾患には、以下のようなものがあります。

  • ・感染症(尿路、皮膚など)
    犬が糖尿病になると、免疫の低下や血流の悪化などにより、
    感染症にかかりやすくなります。
    犬が感染症になると、インスリンを効きにくくする物質が増加します。
    インスリンが効きにくくなると、犬は高血糖になります。
    つまり、犬の糖尿病と感染症は
    互いを悪化させる悪循環を引き起こします。

    ・腎臓傷害
    犬は高血糖が続くと、腎臓の血管が傷害されます。
    腎臓は再生機能のない臓器であるため、腎臓傷害が進行すると治すことは出来ません。
    人間では腎臓の機能が落ちたときに人工透析を施します。
    現在、人間の人工透析が必要な患者の原因の第一位は、糖尿病です。

    ・白内障
    詳しいメカニズムについてはまだ分かっていませんが、
    水晶体が白く濁る白内障を引き起こします。

    基礎疾患を考慮しつつ、以下のような条件がそろうと、犬は糖尿病と診断されます。

    ・高血糖(空腹時)

    ・尿糖

    ・臨床症状(多飲、多尿、体重減少)

    したがって、血液検査と尿検査が重要となります。

    基礎疾患がある場合を除くと、犬の糖尿病は生涯付き合っていく疾患です。
    毎日(基本的には2回)インスリンを注射することで、犬の血糖値をコントロールします。
    その犬の病態や個体差によって、 うまくコントロールができるインスリン製剤とそうでないインスリン製剤があります。

    また、一旦コントロールができるようになった犬でも、
    途中からうまくコントロールが取れなくなってしまうこともあります。
    そのため、注射するインスリン製剤の種類、注射する量は経過をみつつ調整する必要があります。

  • 犬にインスリンの注射治療をしていく上で、最も危険なことは、
    犬が低血糖になってしまうことです。
    インスリン注射はとても少ない量で大きな作用を持っています。
    そのため、注射する量を間違えると、血糖値が必要以上に低下し、
    犬が低血糖になってしまうことがあります
    。
    注射を打ち損じたかもしれないと2度打ちすると、
    犬に2倍量を投与してしまう恐れがあるため大変危険です。
    低血糖は犬の命に関わる状態です。
    インスリンの過剰投与には充分注意しましょう。

    犬が低血糖になると、身体は防御反応として血糖値を上げるホルモンを分泌します。
    血糖上昇ホルモンは、インスリンに対して強い抵抗性を持っています。
    そのため、犬にこの反応が起きた後、約1日はインスリンを投与しても血糖値が下がらなくなります。
    この反応をソモギー効果といい、犬の血糖値をコントロールするインスリン注射量を検討するときに大きな障害となります。

  • 健康な犬でも、食事をすると血糖値の変動があります。
    一般的に、食後は血糖値が大きく上昇します。
    糖尿病の犬では、この食事による血糖値の変動も病態に悪影響を与えます。
    そこで、糖尿病の犬のためのドッグフードが開発されています。
    糖尿病用フードは食物繊維が豊富で、
    食後の一過性の高血糖を抑える効果があります。
    また、犬の血糖値の変動を起こす間食もなるべく避けましょう。

  • 糖尿病の犬は、適度な運動が望まれます。
    ただし、急激な激しい運動をすると、低血糖におちいる危険があります。
    競技犬、猟犬などは特に注意が必要です。

  • 糖尿病の予後は、基礎疾患によって大きく左右されます。

    ただし、基礎疾患の治療がうまくいけば、糖尿病の予後も良好です。
    家でのインスリンの注射、血糖値のコントロールのための通院など、
    大変なことも多い疾患ですが、一旦安定すれば急変することが少ない疾患です。

    重症化する前の早期診断、早期治療ができるよう、
    日頃から水を飲む量、尿量などよく観察してあげましょう。



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