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第19回 犬の甲状腺機能低下症

滝田雄磨 獣医師

  • 第16回コラムに引き続き、甲状腺の疾患についてお話します。

    今回は、犬で多く見られる甲状腺の疾患です。

    犬では甲状腺機能低下症が多くみられます。

    猫とは逆に、甲状腺の機能が低下する病態です。

    犬では比較的多くみられ、
    クッシング症候群についで多くみられる内分泌疾患です。

  • あんなにわんぱくだったうちの子も、
    最近はおとなしくなって。犬も年をとるのねぇ。

    診察をしていると、
    こんなことをつぶやく飼い主さんがいらっしゃいます。

    たしかに犬は人間の4倍のスピードで年をとっており、
    気づけば老犬という感覚を受けると思います。

    しかし、おとなしくなったのは本当に年のせいでしょうか。

    実はこういったときに、
    犬の甲状腺機能低下症が隠れていることがあるのです。

  • 前回のコラムでも触れましたが、
    甲状腺ホルモンは俗に元気ホルモンとも呼ばれています。

    甲状腺ホルモンが増えれば活動的になり、
    減少すればおとなしくなる傾向があるのです。

    そのため、甲状腺機能低下症と診断された犬を治療した結果、
    以前のように活発になったと喜ぶ声を聞くことが多くあります。

    では、甲状腺機能低下症には他にどんな症状があるのでしょうか。

    ・無気力

    ・肥満

    ・脱毛

    ・膿皮症(皮膚炎)

    ・顔のむくみ

    ・徐脈

    ・歩様異常

    ・顔面神経麻痺

    代表的なところでは、上記のような症状が挙げられます。

    すべての甲状腺機能低下症の犬で上記の症状が強く出るわけではありません。

    むしろ、症状が強く出ないケースの方が多くみられます。

    ひとつでも怪しい症状があれば、甲状腺機能低下症を疑いましょう。

    特に活発性の低下、老犬になってからの皮膚炎、顔面のむくみなどは、気づきやすい症状です。

    日頃からよく観察し、早期受診、早期診断ができるように心がけましょう。

  • 甲状腺機能低下症の診断は、血液検査によって行われます。

    甲状腺ホルモンにはT3,T4があり、猫では主にT4を測定することを前回のコラムで紹介しました。

    犬ではやや方法がことなり、
    T4,FT4,TSHの3項目を測定することが多いです。

    ・T4
    前回のコラムでも触れましたが、甲状腺ホルモンのひとつです。

    サイロキシンとも呼ばれます。

    猫ではT4の値が上昇すれば、ほぼ甲状腺機能亢進症であると診断することができます。

    ・FT4

    FT4とは、FREE T4の略で、遊離サイロキシンとも呼ばれます。
    T4が血液中でなにかしらの蛋白質と結合して存在しているのに対し、
    FT4は単独で存在しています。
    犬ではこのFT4の方が甲状腺機能低下症の犬とそうでない犬との差が出るため、鑑別に有用です。

    ・TSH

    TSHとは、甲状腺刺激ホルモンの略です。
    視床下部の前葉から分泌されます。
    甲状腺刺激ホルモンは、甲状腺を刺激します。
    刺激された甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌します。
    すなわち、TSHが多ければ甲状腺ホルモンは多く分泌され、 TSHが少なければ、甲状腺ホルモンの分泌量は低下します。
    甲状腺ホルモンが少ないとき、甲状腺自体に問題があるのか、 それとも甲状腺を刺激するTSHが不足しているのかなどの鑑別をすることができます。

    Sick Euthyroid Syndrome

    適した和訳の単語がないので英語表記しますが、ユーサイロイド シンドロームという病態があります。
    これは、甲状腺が正常でも、甲状腺ホルモンが低下することがあるという、実にややこしい病態です。

    実は、甲状腺ホルモンの値を下げる疾患は、いくつもあります。
    腫瘍、感染症(重度)、心臓病、貧血、糖尿病、クッシング症候群・・・
    これらの病気に罹患していれば、甲状腺ホルモンが低下していても、
    すぐに甲状腺機能低下症とは診断できません。
    他の疾患を除外、治療して、初めて甲状腺機能低下症の診断をすることができます。

    また、甲状腺ホルモンは他の病気の治療薬の影響も受けます。 ステロイドを内服するだけでも甲状腺ホルモンは低下するのです。 甲状腺機能低下症が疑わしいときは、 他の病気が隠れていないか、全身検査を行った上で、甲状腺ホルモンの血液検査を受けるようにしましょう。

  • 甲状腺機能低下症の治療は、飲み薬によって行われます。
    合成甲状腺ホルモン製剤を内服し、
    血液中の甲状腺ホルモン濃度を上昇させます。

    治療の過程で、皮膚病などの症状は一度悪化することがあります。
    これは、しばらく活動が低下していた毛包がふたたび活性化するとき、毛周期によって一度脱毛することがあるためです。

    心臓病や糖尿病などの疾患があるときは、低用量から投薬を開始します。
    治療反応をみつつ、最初のうちは数週間〜1ヶ月に一度、
    甲状腺ホルモンの血液検査をおこないます。

    代謝の変化により、血液検査の値が不安定になることがあるので、
    数ヶ月間にわたって複数回検査をします。
    多くの症例では、投薬によって良好なコントロールをとることができます。

  • 犬の甲状腺機能低下症は、比較的治療反応がよい病気です。
    基本的に完治することはないため、生涯の投薬が必要になりますが、
    逆に言うと、
    薬さえ飲んでいれば普段どおりの生活を送ることができます。
    なんとなく最近元気がないなと感じたら、
    早めに動物病院で検査してもらいましょう。
    適切な治療ができれば、
    また以前のわんぱくな姿に戻ってくれるかもしれません。
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