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第16回 猫の甲状腺機能亢進症

滝田雄磨 獣医師

 

  • 高齢の猫でしばしばみられる症状に、 夜鳴きがあります。
    夜鳴きとは、夜の間に大きな声で鳴き続けている状態です。

    若い猫でみられる夜行性による夜鳴きとは違い、
    老猫では 異様に興奮した声で鳴き続けることがあります。

    昼間にも興奮した声で鳴くことがありますが、
    夜の間も大きな声で鳴き続けることで飼い主の睡眠時間が減り、
    ご近所トラブルなどの問題にも発展し、来院されるケースを多くみかけます。

    こういった症状が認められた老猫で疑われる疾患のひとつに、

    甲状腺機能亢進症があります。

甲状腺とは、内分泌器官のひとつで、いわゆるホルモンを分泌しています。
喉の左右に存在し、腫大すると触診で診断できることもあります。

  • 甲状腺から分泌されているホルモンには、

    T3(トリヨードサイロニン),

    T4(サイロキシン),

    カルシトニンなどがあります。

これらのうち、T3,T4を特に甲状腺ホルモンと呼びます。
甲状腺ホルモンには、身体の代謝を維持、活性化するはたらきがあります。
そのため、俗に元気ホルモンと呼ばれることもあります。

甲状腺ホルモンが過剰になる病気を、甲状腺機能亢進症といいます。

甲状腺機能亢進症は高齢の猫で多く発症し、犬ではほとんど発症しません。

甲状腺機能亢進症は、1970年代に初めて報告され、それ以前は極めて稀な疾患でした。
現存している1970年以前の古い検体について再検査しても、
甲状腺機能亢進症を疑うものは見つからなかったという報告があるため、
診断できなかっただけではなく、 実際に1970年以前にはほとんどなかった病気だと
考えられています。

  • さらに、その後の統計をみてみると、

    年々、甲状腺機能亢進症の発症率は上がってきています。

    また、海外に目を向けてみると、

    甲状腺機能亢進症の発症率には地域の差がみられ、

    日本では8才以上の猫の約5%であるのに対し、

    西欧では8才以上の猫の約15%とかなり高い数値が出ています。

甲状腺機能亢進症になると、以下のような症状が認められます。

  • ・体重減少

    ・多食

    ・興奮

    ・脱水

    ・頻脈

    ・呼吸促迫

老猫の夜鳴きに関しては、認知機能不全によるものもありますが、
甲状腺機能亢進症による興奮が原因であることもあります。

  • 甲状腺機能亢進症の診断は、

    臨床症状、腫大した甲状腺の触知、甲状腺の超音波検査、

    そして血液中の甲状腺ホルモンの測定によって行われます。

    これらのうち、もっとも診断として活用しやすいのは、

    安定して数値化できる血液検査です。

甲状腺ホルモンの中でも、T4の値の測定がよく採用されます。

最近では、街中の動物病院でもその場でT4の値を測定できる病院がありますが、

多くの場合は、検査会社に血液を送り、数日後に返ってきた検査結果で診断します。

甲状腺機能亢進症の治療法は、食事療法、内科療法、外科療法に分けられます。

  • ・食事療法

    ヨウ素を制限した食事を与えることにより、

    甲状腺機能亢進症の症状を抑えられる場合があります。

    制限食による治療であるため、

    この治療中は療法食以外の食べ物は与えないようにします。

  • ・内科療法

    抗甲状腺薬を飲むことで、甲状腺ホルモンの血中濃度を下げます。

    甲状腺ホルモンの合成を抑えます。

    そのため、投薬を開始してから血中濃度が下がるまでは1〜2週間かかります。

    症状の改善が認められない場合は、

    甲状腺ホルモンの血中濃度の再検査をし、投薬量を調節します。

  • ・外科療法

    甲状腺を外科的に摘出する方法です。

    甲状腺機能亢進症の完治を望める、唯一の方法です。

    しかし、甲状腺機能亢進症を発症している猫の多くは高齢であるため、

    麻酔リスクが高くなってしまうというデメリットもあります。

    食事療法、内科療法で奏効しない場合に選択されます。

甲状腺機能亢進症の治療をするときに、

しばしば注意事項としてあげられるのが腎臓病の併発です。

甲状腺ホルモンは、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌を促進します。

すると、循環器に影響を与え、頻脈、高血圧をもたらします。

頻脈、高血圧になると、腎臓の血流量が上昇します。

腎臓の血流量が多いと、腎臓病のために低下してしまっていた腎臓の濾過量を上昇させます。

腎臓は濾過機能により老廃物を体外へ排出しているため、

濾過量が減少すると老廃物が体内に蓄積してしまいます。

したがって、甲状腺機能亢進症の治療をした結果、腎臓病の症状が出てしまうことがあるのです。

 

では、腎臓病を併発している場合は、

甲状腺機能亢進症の治療はしないほうがいいのでしょうか。

実は、甲状腺機能亢進症により腎臓の濾過量が上昇しているとき、

腎臓自体には過剰な負担がかかっており、腎臓病の進行を早めています。

したがって、腎臓病の併発がある場合は、腎臓病の経過を注意深く観察しつつ、

甲状腺機能亢進病の治療をすることがのぞまれます。

  • 甲状腺機能亢進症は、高齢猫で比較的多くみかける疾患です。

    その多くは、夜鳴きや体重減少の症状が強くなってから来院されます。

    しかし、その頃には循環器や腎臓には大きな負担がかかっています。

    やはり、甲状腺機能亢進症も早期に治療を開始したい疾患です。

    些細な変化でも通院できる環境、定期的な健康診断 をすることで、

    上手に病気と付き合っていきましょう。

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