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外部から脳に刺激を与えることが、老化を遅らせます。 illustlation by:タケダアズミ
人間の場合、65歳を超えると30%と割合で老人性認知症の症状が認められるといわれています。認知症とは脳に器質的な変化が見られる病気です。
最も症例数の多いアルツハイマー型老人性認知症では脳全体が萎縮していき、それに伴い様々な症状を呈するようになります。
実は犬や猫にもこの認知症と同様の症状があるというのをご存知でしょうか?認知症になると周囲の状況を正確に把握出来なくなってきて、
トイレの場所を理解出来ずにそれまできちんとトイレシートで排泄が出来ていたことが出来なくなってきます。
また、異常行動といってそれまで大人しくしていたかと思うと突然おびえるような仕草をしたり、飼い主さんに対して唸ったりすることがありますが、
これも脳におこった気質性病変の影響なのです。ですから出来なくなったからとキツく叱るのは間違いです。
「大丈夫だよ」と優しく声を掛け愛犬の緊張を解いてあげて下さい。緊張していると全身の血管も萎縮してしまい血液の循環が悪くなり、
脳に十分な酸素と栄養素がいきわたらなくなるため、認知症にはマイナスです。一度萎縮してしまった脳は残念ながら元に戻ることはありません。
飼い主さんが病気のことをちゃんと理解して正しい姿勢で愛犬と接するのが最良のケアとなります。
脳は外部からの刺激がないとますます老化のスピードが速くなってしまいます。ですから散歩や呼びかけ、おもちゃ遊びなどは認知症の進行を遅くするためにとても有効になります。
噛むことや歩くことは脳に適度な刺激をあたえますので散歩やおもちゃを積極的に取り入れましょう。
また脳は日常性が多くなると慣れてしまい刺激に対して鈍感になってきます。
散歩のコースを変えたり時間帯を変えたりすることも認知症にとって有効なケアの方法になります。
また認知症だから新しいことを覚えるのは無理だと思わずに認知症だからこそ新しいコマンドを覚えさせるようにしてみてください。
これはそのコマンドを覚えて実行させることが目的ではありません。脳に新しい刺激を与え、少しでも脳機能の衰えを抑制するための措置です。
むしろ出来なくて当たり前だと思ってください。また出来たときは今までよりも大げさに褒めてあげるとより効果的です。